VALORANT(ヴァロラント)は最近盛り上がっているeスポーツタイトルの1つです。比較的新しいゲームですが、多くの人にプレイされるゲームに成長しています。
盛り上がっているゲームではありますが、「どんなゲームなのかよくわからない」という人もいるのではないでしょうか。
そのような人のためにこの記事ではVALORANTのゲーム内容について分かりやすく解説しています。「これからVALORANTを始めたい!」と思っている人はぜひご覧ください。
VALORANTの概要
出典:DUELISTS // Official Launch Cinematic Trailer – VALORANT – YouTube
VALORANT(ヴァロラント)は、リーグオブレジェンドの開発・運営を行っていることでも有名なライアットゲームズによってリリースされたFPSゲームです。2020年にサービスを開始しており、毎月の平均アクティブプレイヤー数は1400万人を超えています(2020年6月~2021年6月)。基本プレイは無料です。
VALORANTは国内外でeスポーツ大会が開催されています。2021年12月には世界大会「VALORANT Champions 2021」が開催予定です。
VALORANTのゲーム内容
ここからはVALORANTのゲーム内容について説明していきます。
ラウンド制FPS
VALORANTは5対5のチーム戦でプレイするFPSゲームです。攻撃側と防衛側に分かれて試合が行われます。
いくつかのゲームモードがありますが、「13ラウンドを先取した方が勝利」というルールが最も主流です。
攻撃側
攻撃側の勝利条件は「相手チームを全滅させる」か「目標地点にスパイク(爆弾)を設置して45秒経過させる」の2つです。
スパイクを設置しても、相手チームに解除されると負けになります。
防衛側
防衛側の勝利条件は「相手チームを全滅させる」「制限時間までスパイクを設置させない」「設置されたスパイクを解除する」の3つです。
3つのうちどれかを達成すると防衛側の勝利になります。
マネーシステム
VALORANTでは試合開始時にクレジットというゲーム内通貨が各プレイヤーに配布されます。クレジットは武器やアビリティを購入するのに必要です。
クレジットはラウンドごとに追加されます。前のラウンドの勝敗によって追加されるクレジットの金額は変化します。
課金などでクレジットの金額を多くすることはできません。
武器
武器の種類は全部で6種類あります。サイドアーム(ハンドガン系)、サブマシンガン、ライフル、ショットガン、スナイパー、ヘヴィーの6つです。
サイドアーム(ハンドガン系)
サイドアームは全部で5つあります。最初のラウンドではサイドアームの武器しか購入できないので、どれか1つを選んで戦います。
サブマシンガン
サブマシンガンは全部で2つあります。近距離や中距離での戦闘に効果的です。
ライフル
ライフルは全部で4つあります。ライフルのヴァンダルとファントムはVALORANT内では特に強い武器です。ほとんどのプレイヤーはこれらの武器を優先的に購入します。
ショットガン
ショットガンは全部で2つあります。近距離での戦闘で効果的です。
スナイパー
スナイパーは全部で2つあります。スナイパーライフルのオペレーターは、胴体へのヒットでも1撃で倒せるので非常に強力です。
ヘヴィー
ヘヴィーは全部で2つあります。弾数・連射速度や壁貫通性能に優れていますが、移動速度が減少するというデメリットがあります。癖の強い武器なので、扱いが難しいです。
エージェント
VALORANTではエージェントと呼ばれるキャラクターを操作して戦います。エージェントは全部で16人おり、それぞれに違った特徴があります。
エージェントのアビリティ
エージェントにはそれぞれ固有のアビリティがあります。アビリティとは、試合中に使える特殊能力のことです。
「スモークやフラッシュで相手の視界を遮る」「移動速度を上昇させる」「相手にダメージを与える」など、エージェントによってアビリティの特徴は違います。
また、通常のアビリティとは別にアルティメットアビリティというものもあります。アルティメットアビリティは「一定のキル数を溜める」か「マップに落ちているアルティメットオーブを集める」ことで使用可能です。
エージェントの役割
すべてのエージェントにはデュエリスト、センチネル、イニシエーター、コントローラーのいずれかの役割が割り当てられています。役割の概要は以下の通りです。
- デュエリスト:相手をキルすることに特化。攻撃的なアビリティが多い。
- センチネル:防御に特化。拠点の補強や相手の攻撃を弱めるアビリティが多い。
- イニシエーター:索敵や相手の妨害に特化。
- コントローラー:相手の視覚妨害や進路妨害に特化。
VALORANTをプレイする時のポイント
VALORANTをプレイする時にはマネーシステムの理解と射撃時のストッピングが大切です。
マネーシステムの理解
マネーシステムとは、クレジットを利用して武器やアビリティを購入するゲームシステムのことです。これには少し注意しておくべき点があります。
特に、相手にラウンドを取られた後の選択は重要です。ラウンドを取られた後に配布されるクレジットは少ないので、強い武器を購入できないことが多いです。そのため、敗戦後のラウンドではクレジットをあまり使わず次のラウンドまで貯める必要があります。
状況に応じてあえてクレジットを使わないという選択があることを覚えておきましょう。
射撃時のストッピング
VALORANTでは動きながら射撃をすると弾がまっすぐに飛んでいきません。そのため、一度止まって射撃をする必要があります。この「射撃時に一瞬止まること」をストッピングと呼びます。
ストッピングはVALORANT特有の技術です。ストッピングを身に付けると相手をキルしやすくなるので、射撃練習場でひたすら練習するのをおすすめします。
VALORANTのいい点
ここからは筆者が個人的に感じているVALORANTのいい点を説明していきます。
多彩なエージェント
VALORANTではエージェントごとに違った戦い方をすることができます。自分の好きなスタイルを探すのもVALORANTの醍醐味ですね。
課金が試合に影響しない
VALORANTでは課金によって試合が左右されることはありません。そのため、初心者でも上級者と同条件で戦うことができます。これは大きなメリットですね。
VALORANTの悪い点
ここからは筆者が個人的に感じてるVALORANTの悪い点について説明していきます。
試合時間が長くなる
VALORANTは試合時間の平均がだいたい25分くらいです。長引いた試合だと50分を超えることもあります。
長い時間を確保できない人にとっては、プレイしにくいゲームかもしれません。ただ、15分程度で終了するゲームモードもあるので、時間が無い時はそちらをプレイするのがおすすめです。
最初のうちは使用できるエージェントが限られる
VALORANTには多くのエージェントが実装されていますが、最初のうちに使用できるエージェントは限られます。もちろん、プレイを続けることでエージェントを解放できますが、しばらくは限られたエージェントでプレイするしかありません。
課金アイテムでエージェントの解放を早くできるものがあるので、お金に余裕のある方は購入するのがおすすめです。
まとめ
- VALORANTは5対5のラウンド制FPSゲーム
- VALORANTのいい点は「多彩なエージェント」「課金が試合に影響しない」の2つ
- VALORANTの悪い点は「試合時間が長くなる」「最初のうちは使用できるエージェントが限られる」の2つ
VALORANTは今後も盛り上がっていくゲームですので、本気でeスポーツをしたい人にはおすすめです。基本プレイは無料なので、興味のある人は始めてみてはいかがでしょうか。
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