最近では、プロゲーマーを目指す人を支援するプロゲーマー専門学校が増えてきました。そんな中で、特に目立ってきているのがJIKEICOM Team Esportsです。
JIKEICOM Team Esportsとは、日本最大級の専門学校運営団体滋慶学園によって運営されている9つのプロゲーマー専門学校で構成されたグループです。これまでに、eスポーツ大会で優勝する学生を輩出するなど、多くの実績を残してきました。
この記事では、そんなJIKEICOM Team Esportsの特徴について解説していきます。これからプロゲーマー専門学校に入ろうと思っている方はぜひご覧ください。
全国各地のプロゲーマー専門学校によって結成
JIKEICOM Team Esportsを構成しているプロゲーマー専門学校は、北海道から福岡まで幅広いエリアにあります。具体的な所在地としては東京・大阪・神戸・福岡・名古屋・仙台・札幌です。
それぞれの専門学校について、講師や在校生の実績等を紹介します。
東京アニメ・声優&eスポーツ専門学校(TSA)
TSAはSengoku Gaming所属のRaina氏やGUTSGaming所属のJJ氏を輩出した実績のあるプロゲーマー専門学校です。2019年にはリーグオブレジェンドの学生世界一を決める大会にTSAのチームが出場しています。
東京デザインテクノロジーセンター専門学校(TECH.C.)
TECH.C.では、過去に世界最強プロゲーマーチームTeam Liquidが来校して在校生と交流する機会が設けられました。2018年には、TECH.C.の在校生チームがCall of Duty:WWⅡの大会で学生日本一になっています。
OCA大阪デザイン&ITテクノロジー専門学校
OCAではプロゲーマーチームDeToNator代表の江尻氏によって、海外のeスポーツ業界やeスポーツの本質について学ぶ特別講義が開かれました。有名FPSプレイヤーのけんき氏とDustelBox氏による対談もOCAで開かれています。
大阪アニメ・声優eスポーツ専門学校(OAS)
OASのカリキュラムはプロゲーマーチームAXIZに監修されています。OAS講師のBLACK氏はCall of Duty:MWで勝利数世界4位にもなった実力者です。また、Twitterフォロワー数23万人のカワセ氏によるストリーマー特別講義がOASで行われました。
神戸・甲陽音楽&ダンス専門学校(koyo)
koyoのプロゲーマーコースが開講されたのは2021年で、設立されてから日が浅いです。しかし、他のJIKEICOM Team Esportsの専門学校との連携によって質の高い教育が受けられます。
福岡デザイン&テクノロジー専門学校(TECH.C. FUKUOKA)
TECH.C. FUKUOKAではe-sportsプロゲーマー専攻所属の学生がPUGB東アジア大会「PWS:EAST ASIA PRE SEASON」の日本代表に選ばれるなどの実績があります。「VALORANT全日本学生選手権2020」の準優勝チームも輩出しました。
名古屋デザイン&テクノロジー専門学校(TECH.C. NAGOYA)
TECH.C. NAGOYAは中部地方随一の規模があるプロゲーマー専門学校です。FAV gaming所属Taipon氏やGreen Leaves所属bykn氏が講師を務めます。
仙台デザイン&テクノロジー専門学校(TECH.C. SENDAI)
TECH.C. SENDAIは「Rainbow Six Siege全国大学対抗選手権」の優勝チームを輩出しました。仙台eスポーツ協会とのゲーミングPC試技会や高校生eスポーツ大会「STAGE:0」の運営サポートなども行っています。
札幌デザイン&テクノロジー専門学校(TECH.C. SAPPORO)
TECH.C. SAPPOROにはプロゲーマーチームREJECT所属のけせら氏やLusuter7所属の池田壮太氏がいます。けせら氏は全国各地のeスポーツイベントに出演しており、日本eスポーツを盛り上げる人物の1人です。
海外研修に参加できる
JIKEICOM Team Esportsでは海外実習を盛んに行っています。海外のeスポーツの現場を体験することは、プロゲーマーになるためのモチベーションを上げる貴重な体験です。この海外研修では、プロゲーマーチームと対戦をしたり指導を受けることもできます。
世界のeスポーツ業界を牽引するTwitchやRazerなどのeスポーツ関連企業に訪問し、eスポーツ業界の最先端を学ぶ特別講義も行います。
JIKEICOM Team Esports内での大会
JIKEICOM Team Esportsでは、在籍校の学生のみで行う「COMカップ」という対戦会があります。VALORANT、PUBG、レインボーシックスシージ、リーグオブレジェンドなどのゲームタイトルで開催されてきました。
このような実戦経験を積めるのはJIKEICOM Team Esportsの大きな特徴です。緊張感のある場で戦うという経験はプロになった時にも活きるでしょう。
JIKEICOM Team Esports限定合同トライアウト
JIKEICOM Team Esportsでは、在籍校の学生しか受けることができない合同トライアウトを行っています。多くのプロゲーマーチームが来校するので、プロゲーマーとしてデビューするための大きなチャンスです。
プロゲーマーとして活動するためには、プレイの技術だけではなく人間性やマナーといった部分も重要です。JIKEICOM Team Esportsでは、面接指導や服装指導などのプレイ技術以外のサポートも行っています。
JIKEICOM Team Esports在校生の実績
JIKEICOM Team Esportsでは2016年から2020年まで在校生が実績を出し続けてきました。2020年にはごま塩氏の「PUBG DONCUP SQUAD#28」優勝やotake氏のMildom公認配信者認定が実績としてあります。
JIKEICOM Team Esportsの公式Webサイトにはこれまでの実績が掲載されているので、興味のある方はそちらもご覧ください。
まとめ
JIKEICOM Team Esportsは以下の9つの専門学校で構成されている。
- 東京アニメ・声優&eスポーツ専門学校
- 東京デザインテクノロジーセンター専門学校
- OCA大阪デザイン&ITテクノロジー専門学校
- 大阪アニメ・声優eスポーツ専門学校
- 神戸・甲陽音楽&ダンス専門学校
- 福岡デザイン&テクノロジー専門学校
- 名古屋デザイン&テクノロジー専門学校
- 仙台デザイン&テクノロジー専門学校
- 札幌デザイン&テクノロジー専門学校
- 海外研修や限定の合同トライアウトなど、JIKEICOM Team Esportsでしか受けることのできない機会がある
いかがでしたでしょうか。かつては「プロゲーマー専門学校なんか実績も歴史もないからうさんくさい」と思われてきましたが、JIKEICOM Team Esportsの残した実績はそんな世論を覆すものになるでしょう。
今後もJIKEICOM Team Esportsは実力のあるプロゲーマーや有名ストリーマーをどんどん輩出していくと思います。今後のeスポーツ業界を活発にさせてくれるJIKEICOM Team Esportsの動向には注目したいところです。