最近では日本でもeスポーツが盛り上がってきており、プロゲーマーがテレビの話題に上がることも増えてきました。世界レベルで活躍する日本のプロゲーマーも徐々に増え始めています。
そんな様子を見て「プロゲーマーってどれくらい練習してるの?」と思う人も多いのではないでしょうか。とにかくたくさん練習しているという印象はありますが、具体的にどれくらいなのかはあまり知りませんよね。
この記事では、ウメハラ選手やけんき選手など有名なプロゲーマーの練習時間について紹介しています。プロゲーマーの具体的な練習時間を知りたいという方はぜひご覧ください。
日本のプロゲーマーの練習時間
ここからは日本のプロゲーマーの練習時間について紹介していきます。
ウメハラ選手の練習時間
ウメハラ選手は世界でもトップレベルで活躍している格闘ゲーマーです。「世界で最も長く賞金を稼いでいるプロゲーマー」としてギネスブックに登録もされました。
ウメハラ選手は1日8時間の練習をしているそうです。オンラインでの対戦に限らず、オフラインでも知り合いのプレイヤーとも練習しています。
空いている時間では散歩をしてリラックスをしているそうです。また、長期間の大会で体力が消耗されない身体をつくるために、軽い筋トレを日ごろから行っています。
参考:「プロゲーマーの中で一番孤独を感じている」 トップランナー「ウメハラ」の実像 | GAMEクロス
ときど選手の練習時間
ときど選手は日本で2人目のプロ格闘ゲーマーで、格闘ゲームの世界大会「Evolution 2017」での優勝経験もあります。東大卒という肩書も持っている前代未聞のプロゲーマーです。
ときど選手は1日3時間程度の練習をしています。実践の練習時間はあまり長くないですが、この他にも情報収集やプレイヤー間での議論を行っているみたいです。
ときど選手は睡眠時間をとても重視しており、毎日8時間は睡眠に時間を割いているようです。プロゲーマーは生活リズムが乱れているイメージがありますが、ときど選手はきちんとしたリズムで生活を送っています。
参考:東大卒プロゲーマーがやっている、勝つための「食事」と「睡眠」 | 世界一のプロゲーマーがやっている 努力2.0 | ダイヤモンド・オンライン
ももち選手の練習時間
ももち選手は株式会社忍ismの代表取締役も務めるプロ格闘ゲーマーです。主にストリートファイターシリーズをプレイしており、「Evolution 2015」での優勝歴もある実力者です。
ももち選手は基本的には5時間程度の練習をしています。大会前だと10時間も練習をするそうです。練習で疲れた時でも最大限の力を発揮できるのが一流の選手だ、とももち選手はいいます。そのため、ももち選手は調子が悪い時でも練習することを意識されています。
参考:プロゲーマーEvil Geniusesももち インタビュー(Part 2)
けんき選手の練習時間
けんき選手はプロゲーマーチーム父ノ背中の副リーダーを務めるプロFPSゲーマーです。けんき選手のYouTubeチャンネルは登録者が約30万人おり、多くの人から人気を集めているのが分かります。
けんき選手の練習時間は約13時間です。昼の12時から16時までチームでの練習を行い、夕方から深夜にかけて配信するというスケジュールで練習をしています。けんき選手は健康にも気を使っており、手軽に栄養補給をできる完全食COMPを食事に取り入れています。
参考:トップ戦線で活躍するプロゲーマーにして、ファンを魅了するカリスマYouTuber「けんき」の哲学とは。 | 父ノ背中-Father’s Back- OFFICIAL SITE
bykn(ばいきん)選手の練習時間
bykn選手はプロゲーマーチームGreen Leavesに所属するプロゲーマーです。フォートナイトを中心に活動しており、国内では最年長のフォートナイトプロゲーマーとしても注目を集めています。
bykn選手はだいたい4~6時間の練習をしています。bykn選手は育児や家事もしているため午前中は練習の時間が取れないそうです。夕方から深夜の時間で練習をしています。
参考:「フォートナイト」国内最年長プロゲーマーbyknはまだまだ強くなる 講師と選手の二刀流 | GAMEクロス
けんつめし選手の練習時間
けんつめし選手はウェルプレイドライゼストに所属するプロゲーマーです。クラッシュ・ロワイヤルのプレイヤーとして活躍しており、アジア大会「2020 CRL EAST Special Season」では見事優勝を果たしました。
けんつめし選手は5時間以上の練習をしています。ゲーム内の「グランドチャレンジ*」をクリアするまでは寝ないというルールをつくっているみたいです。
*グランドチャレンジとは、オンライン対戦で3敗するまでに12勝しなければならないゲームモードのこと
参考:Interview / KENTSUMESHI – 999.9 Journal
Crazy Raccoon フォートナイト部門の練習時間
Crazy Raccoon フォートナイト部門は、数々の大会で好成績を残したメンバーが多く所属するチームです。メンバーのリズアート選手は「Champion Cash Cup: Chapter 2 Season 5/Week 1/Asia」にて2位の成績を収めています。
Crazy Raccoon フォートナイト部門は一部のメンバーがゲーミングハウスで共同生活をしていますが、そこでの練習時間には選手によって違います。メンバーのスカーレット選手は1日6~10時間程の練習をしてるそうです。練習を終わった後は他のプレイヤーの動画を見てプレイの研究をしています。
参考:ゲーミングハウスを設立したプロゲーミングチーム CrazyRacoonメンバーにインタビュー! | パソコン工房 NEXMAG
DetonatioN Gaming リーグオブレジェンド部門の練習時間
DetonatioN Gaming リーグオブレジェンド部門は国内で初めて「フルタイム・給料制」が導入されたプロゲーマーチームとして話題を呼びました。
DetonatioN Gaming リーグオブレジェンド部門はゲーミングハウスでの練習を行っています。チーム練習は15~18時と20~23時の6時間です。メンバーのCeros(セロス)選手はこれに加えて、6時間の個人練習をしています。
Ceros選手はプレイの質を上げるために、瞑想やサプリメントの摂取を意識しています。
参考:【DNG PLAYERS】#3 ショートドキュメンタリー Ceros編 ~プロeスポーツ選手のコンディション管理~ – YouTube
Burning Core リーグオブレジェンド部門の練習時間
Burning Core リーグオブレジェンド部門は2017年5月に発足したプロゲーマーチームです。国内大会「LJL 2018 Spring Split」で活躍したGariaru(ガリアル)選手などが所属しています。
Burning Core リーグオブレジェンド部門もゲーミングハウスで練習をしています。メンバーの練習時間は10~12時間程度です。Gariaru選手は朝まで1人で練習することもあるそうです。
参考:【Burning Core LoL部門】設備充実の新ゲーミングハウスを訪問! | e-sports-press|eスポーツプレス
海外のプロゲーマーの練習時間
日本よりeスポーツが盛んな海外ではどれくらい練習をしているのでしょうか?この記事では4人の選手と1つのチームを紹介します。
artStar選手の練習時間
artStar選手はFPSゲームカウンターストライク:グローバルオフェンシブ(CS:GO)で活躍したアメリカの女性プロゲーマーです。現在はCS:GOを離れ、VALORANTの練習をしています。
artStar選手は6~8時間のチーム練習と数時間の個人練習をしています。週5日で練習を行っているそうです。
参考:ゲーマーの生活 – ゲーマーの日常生活における日課 | インテル
artStar – Liquipedia Counter-Strike Wiki
Cody Sun選手の練習時間
Cody Sun選手はリーグオブレジェンドをプレイするカナダのプロゲーマーです。これまでに複数のチームを渡り歩いており、現在はTSM Academyというアメリカのチームで活動しています。
Cody Sun選手はartStar選手と同じように6~8時間の練習と数時間の個人練習をしています。健康を維持するために朝の運動習慣にも気を付けているみたいです。
参考:ゲーマーの生活 – ゲーマーの日常生活における日課 | インテル
Cody Sun – Leaguepedia | League of Legends Esports Wiki
ジャスティン・ウォン選手の練習時間
ジャスティン・ウォン選手はアメリカで長い間格闘ゲームをプレイしており、MARVEL VS CAPCOMシリーズの大会で4年間無敗という記録を打ち立てた伝説的なプロゲーマーです。
ジャスティン・ウォン選手は1日8~10時間の練習をしています。大会前は練習の時間を多くとっていますが、大会後はあまりプレイをしないみたいです。結婚して子育てもしているので、家族の時間とバランスを取りながらゲームをプレイしています。
ちなみに、ジャスティン・ウォン選手はゲーム史上最も記憶に残る試合と言われている「背水の逆転劇」でウメハラ選手に負けたことでも有名です。
参考:【e-Sportsの裏側】「学生なら学校に行き、社会人なら会社に行け」日本のゲームシーンはまだまだこれからだ。プロゲーマーJustin wongインタビュー | Game*Spark – 国内・海外ゲーム情報サイト
Justin Wong | 格ゲープレイヤーWiki
Faker(フェイカー)選手の練習時間
Faker選手はリーグオブレジェンドで活躍している韓国のプロゲーマーです。リーグオブレジェンドの世界大会で3度の優勝を果たしたことのあるプレイヤーで、世界最高のプレイヤーとも言われています。
Faker選手は1日に12時間以上の練習をチームで行っています。食事以外の時間はほとんど練習をしているそうです。
参考:世界最高のプロゲーマー…「フェイカー」イ・サンヒョク – もっと! コリア (Motto! KOREA)
Royal Never Give Up(RNG) リーグオブレジェンドチームの練習時間
RNG リーグオブレジェンドチームは中国のプロゲーマーチームです。2021年4月には中国国内のリーグで優勝しています。
RNG北京 リーグオブレジェンドチームは1日14時間の練習を行っています。大会シーズンの前では、この練習が3ヶ月間毎日続くそうです。
苛酷な練習ですが健康面にも配慮されており、最低でも1日1回散歩をすることが決められています。運動不足がないように心がけているみたいです。
参考:CNN.co.jp : 練習は1日14時間・週7日 高額報酬を追う中国のeスポーツ選手
LPL Spring 2021 – Liquipedia League of Legends Wiki
まとめ
- 10時間以上の練習時間をとっているプロゲーマーが多い
- 少数派だが、10時間未満の練習でも結果を残しているプロゲーマーもいる
いかがでしたでしょうか。プロゲーマーはみんな長時間の練習をしていると思っていたのですが、3~8時間程度で練習を済ませている人もいたのは驚きでした。
ウメハラ選手やときど選手は著書で、無理するほどの努力はよくないということを語られています。睡眠を削る程の努力は長続きしないから意味がない、とウメハラ選手は言います。
もしそんな努力をして成功したとしても、長く持たない一発屋で終わってしまうでしょう。長時間の練習をするのであれば、健康に被害がでない範囲で収めるのが大切です。
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